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< 2019年
2019.12.31 Tuesday
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トゥ神父
Paulus HA MINH TU, MF
明るい『令』に前進して

 昨年一年を振りかえると、気温の激しい変動を始めとして、自然災害に数多く見舞われ、未だに元のようには復活できない被害を被った年でした。それでも、時は過ぎ、冷たい夜の空には澄んだ月、煌めく星と、この時期だからこその美しい自然は変わりません。そんな中で、新たな希望の一年が始まりました。「新年、おめでとうございます。」
 さて、私は毎年年末に選ばれ、高名なお坊さまによって書かれる今年の漢字に関心があります。たった漢字一文字でその年を特徴づけて表すことが出来るということに驚いています。昨年は「令」という漢字でした。日本の国が「令和」の時代に変わり、多くの人々がこの一文字の持つイメージによって心も新たに生きて行こうとしている感じがします。調べてみますと、この漢字には「良い・立派な・めでたい」という積極的な意味もありました。
 また、初めて見たことばで印象に残ったのですが「令望」という言葉には「良い評判」、「名声」という意味合いもあるそうです。正に「令」という文字は、これからの新しい時代、特に東京オリンピック開催で世界の人々が一層近づいて輪になり、一層親しみが増すことを皆が期待しています。そういう時にしっかりと良い方向へ、明るい希望を持って生きて行く、という素晴らしい意味を持っている「令」の字を知り、例年以上に心に深く残りました。何故なら「希望は神がすべての人の額に描いた言葉です」とヴィクトル・ユーゴーが言い表している通り、どんなことが起こっても、悲しみや苦しみの中から這い上がれないと思っても、私たちには「希望」が与えられているからです。この希望こそが、信仰生活の支えです。これを無くすことは出来ません。
 私たちは「自分の望む善を行わず、望まない悪を行っている」(ローマ書7:19)者であり「心の中でうめきながら神の子とされることを待ち望み、この望みによって救われているのです。」(ローマ書8:23b)
 これらのパウロの言葉に支えられ、私たちは明るい希望を持って、よりキリストに近づいて行くことを目指して行きたいものです。信仰の面でも弱い私たちは色々あって諦めてしまうこともありますが、2020年という新鮮な一年が始まる「世界平和の日」に当たって、教皇フランシスコは誰よりキリスト者の私たち一人ひとりが「平和の職人」であるようにと切に願い、呼びかけておられるように思います。希望は私たちが道を歩む時も、障害があって歩めなくなった時にも翼を与えてくださるのです。
 私たちは、度々体が厳しい気候について行けないことがあります。又信じられないような出来事に翻弄されることもあります。これから中原教会小教区としても様々な厳しい現実を受けとめ、積極的に新たなチャレンジをしなければならないこともあるかも知れません。神のご加護に信頼して、怖れずに明るい気持で挑戦して行きましょう。教皇フランシスコと共に、教皇フランシスコの来日で頂いた力を支えに、そして祈りのうちに「令和」の時代にあるより良いものを目指し希望のうちに歩んで参りたいと思います。


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2019.12.31 Tuesday

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